神奈川を瓦礫から守る会

反対署名運動が始まった経緯

神奈川でも、福島からは最も遠くに位置する小田原で、3歳の女児の尿から微量ながらセシウムが検出されました。母親が注意に注意を重ねて食事を与えていたにもかかわらず、です。このことから、神奈川県内であっても、通常と変わりない食事を与えられている多くの子どもたちが、既に内部被ばくしているだろうことは容易に想像がつきます。 この署名運動は、この事実に驚愕した1人の父親から始まりました。神奈川の地にこれ以上の放射能汚染を拡大するのは止めてほしいという一念からでした。 あかちゃんや幼い子の将来にかかわる放射能を少しでも避けたいという親の気持ちが、同じ想いの親たちの間で繋がりました。


焼却灰を一時保管中の
コンテナ (川崎)

能汚染された大量の焼却灰が埋立てできず山積みになっています※2

川崎では 多摩川河川敷で高濃度汚染がみつかり、福島原発由来であることが国交省から発表されました※3

安易に海などへの埋立てを考えていた自治体に対する反対運動は各所でまき起こっています※4
最近も、学校給食で出された冷凍みかんのセシウムが問題になっていますし※5,6、また、食品、落ち葉※7、プール(相模原)※8などからもセシウムが検出され続けています。

汚染地域が修学旅行先となる等、学校行事の中に入り込んでくる放射能問題にも気を配り陳情書を提出する(厚木)※9など、放射能から我が子を守るため親たちは自衛し、走り回っています。
鎌倉の小中学校25校中10校で除染が必要な放射性濃度が検出されたことは記憶に新しいところです※10


特に幼い子どもをもつ親たちは、毎日少しでも放射能汚染の低い食品を求めて走り回り、子どもを自然の中で遊ばせる事もできなくなっています。
子ども達の好きな落ち葉や砂場の線量が高いからです※11
この状況は今日に至るまで続いていますし、こうした努力は今後何年も続けなければなりません。

福島県の方々は勿論ですが、避難のために移住を選択した家庭、離反せざるをえない家族が神奈川にも多いという事実を、知事はどのように見ておられるのでしょうか。

「知事との対話」(1月31日)で知事は、福島から250キロも離れていることを指して、横浜は放射能の濃度が低いと断定されましたが、その認識は実態を軽視しておられると言わざるをえません。

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